シュノーケリング講座・Lesson4

1.潜り方

ヘッドファーストダイブ(ジャックナイフダイブ)

ヘッドファーストダイブというのは、水面に浮いた状態から素早く潜る方法です。
これと耳抜きができるようになると、5m以上のスキンダイビングができるようになります。
ヘッドファーストダイブ自体は3点セットをつけなくても練習できるので、普段プールに行ったときに練習しておくと良いです。

  1. 水面に浮いた状態から。
  2. 手を水中に伸ばしながら腰を直角に折り曲げて、上半身だけを垂直に水中に潜らせる。
  3. その反動を利用して、腰をまっすぐに伸ばして、逆立ちするように足を水上に垂直に持ち上げる。
  4. 足の重さで自然に潜り始めるので、前に伸ばした手を大きく横にひとかきして一気に潜る。
  5. 足が水中に入ったら、フィンを軽く動かして潜っていく。

2.耳抜き

水中での耳抜きの仕方

水深2mくらいより深く潜ろうとすると耳が痛くなってきます。これに対処するのが耳抜きです。
耳が痛くなるのは、水圧で鼓膜が中耳側に押し込まれるためです。そこで、中耳側にも空気を送り込んで鼓膜を元に戻すわけです。これが耳抜きです。

  1. 口を閉じて、鼻をつまんで、強く息む。
  2. 「ビーン」という音とともに中耳に空気が抜けて耳の痛みがなくなる。

それが出来ない人は

  1. つばを飲み込む。顎を左右に動かしてみる。

耳抜きは慣れないと(慣れても?)難しいので、普段から練習しておいたほうが良いです。
スキューバダイビングなら比較的ゆっくりと耳抜きする時間がありますが、素潜りの場合は素早く耳抜きしながら潜っていかなければならないので、一瞬で耳抜きできるようになっていないと深くは潜れません。

5mくらい潜るのに3回くらい耳抜きをする必要があります。痛さを感じる前に早め早めに耳抜きしたほうが抜けやすいようです。

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