シュノーケリング講座・Lesson3

Lesson3 さあ泳ごう編

1.入水の仕方(海に入ろう)

砂地では
  1. 波打ち際に腰を下ろし、フィンに砂が入らないように注意してフィンを履く。
  2. フィンを履いたまま前に普通に歩こうとすると、水の抵抗などがあり難しいので、ある程度の深さまで後ろ向きにゆっくり歩こう。
    📝砂地に危険なモノがないかを確認しながら移動してね。
  3. 腰ぐらいの深さまで移動したら、そのまま体を反転させフィンで水を蹴ってGo!!
岩場では(滑りやすいので足もとに十分注意してね!)
  1. 体のバランスを取りながら片足ずつ移動させる。
  2. 予め水上から水中の様子を確認し、進路を邪魔する岩や珊瑚が無いかを確認する。
  3. ひざや太ももを岩場に打ち付けないように慎重に水に入ろう!

2.フィンを上手に使おう!

水面でバシャバシャと音が鳴るようなフィンワークは効率がよくありません。
フィンを平行移動させるのではなく、股関節を中心に弧を描くように動かすのがポイント。

といっても膝を全く曲げないと疲れるし非効率なので、距離を泳ぐなり、上手い人のフォームを見るなどして、 効率のいい泳ぎ方を探して下さい。
疲れたら横に泳いだり、あおり足で泳いだりと、変化をつけてみて下さい。

3.水中のでの立ち方(怪我をしない為にとても大事!!)

砂地に立つ
  1. 自分が立とうとする場所に、珊瑚や危険なモノがないかを確認しよう。
  2. 両膝と腰をゆっくり折り曲げながら自分のフィンを視野に入れよう。
  3. 自分のフィンを視野に入れたまま、両手で体のバランスをとりながらゆっくり両足を海底に伸ばそう。
  4. 水中で立つのは難しいので、常に両手でバランスをとろう。
    また倒れそうになったら無理をせずに、安全な方向に体を倒す事も重要。
スノーケリング中に立つ時は全体の流れがスローモーションな感じを心掛けて下さい
岩などの上に立つ
  1. 岩に危険な生物(ウニや毒性のある珊瑚等)の有無を確認しよう。
  2. 安全確認後、 両膝と腰をゆっくり折り曲げながら、自分のフィンを視野に入れよう。
  3. 自分のフィンを視野に入れたまま、両手で体のバランスをとりながらゆっくり両足を伸ばそう。
    この時、岩で自分の膝を打たないように注意してね。

📝もしも波などで体のバランスを崩して倒れそうになった時は、安全な方向に体を倒してやり直す事も重要です。

4.水から上がる時

怪我をしやすいのが入水時と出水時。
出来るだけ安全な場所を探して水から上がる事が大切です。

足をかける場所のない岩場では

  1. 出水ポイントに危険な生物等がいないか確認した後、
  2. 両手で岩の掴める箇所を掴む(手袋は着用しましょう)。
  3. 両手の力でゆっくり自分の体をたぐりよせ、腕立て伏せのような状態にする。
    この時、下腹などを岩で擦らないように注意しよう。
  4. 背筋を反らし、ひざを岩に打ちつけないように注意しながら足を伸ばし気味にしてフィンを蹴る
    と同時に腕の力で一気に上半身を引き上げよう。

  5. 膝を折り曲げて立とうとすると岩に膝を打ち付けるので、足を伸ばし気味の状態で股を開き、片足ずつ岩に乗せよう。
くれぐれも膝を岩に打ちつけないように注意して下さい
管理人のひと言

水中での接地面は基本的に「足の裏」「手袋をしている両手」。
素肌部分をはじめ、たとえ水着・ウェットスーツで保護されている部分(肘や膝)でも岩や珊瑚で擦ったりしないように注意してね。

★まとめ(上達するコツ&楽に泳げるコツ)

シュノーケリングが慣れないうちは、全身に力が入りがち。まずは全身の力を抜いて、浮くだけの練習をしましょう。

息を吸うと自然に胴体(上半身)は浮きますが、この時、初心者の方は決まって腰から下の下半身が沈みがちになります。

そんな時は、お尻と両太腿付近を浮かせるように意識してみて下さい。

これは魚たちを見る時や、泳ぎ疲れた時、水に浮いたまま少し休憩を取りたい時に役立ちます。

下半身が水中に沈みがちになると

泳ぐ時は、波や潮の流れのある場所では、腕や脚をフルに使うので、自分の足や腕をどのように使うと推進力が増すか安全な場所で確かめて、効率の良い泳法を探しましょう。

スノーケリングに必要なもの

マスクひとつだけで長時間素潜り出来る人はともかく、一般的にスノーケリングに必要なものはマスク、スノーケル、フィンの3点。
※3点セットとして販売している物もあります。

マスク

マスクは必ず自分の顔にフィットするもの、手を離しても吸引力により落ちないものを選びましょう。

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マスクはご自分の顔にフィットするものを選びましょう

スノーケル

うっかりスノーケルの先を沈めた時など、水の流入を防止する弁や水を排出する機能が付いているタイプもあります。

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スノーケルの口に咥えるシリコン部分が苦手な人はマスクと一体型がおすすめです

フィン

フィンに関しては、スノーケル用とスキンダイビングを含めたダイビング用と大きさや重さが変わってきます。

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左:一般的なスノーケリング用 / 中央:ショートフィン / 右:ダイビング用

これに加え、身体を守るものとしてラッシュガードやマリンシューズ、手袋などがあった方が安全です。
安全面の優先順位としては、

1.岩場や貝、珊瑚から足を守るマリンシューズ

フィン無しで泳ぐ場合やそのままフィンを履く時にも便利です。
基本的には安価なタイプでも大丈夫ですが、経験上、着脱しやすいマジックテープ型かジッパータイプをお薦めします。

2.手を怪我しない為のグローブ(最悪、ゴム付き軍手でも可)

但し、指先の露出しないタイプを選びましょう。

3.日焼けや怪我から身体を守るラッシュガード

個人的には日焼け防止を兼ねた「長袖」、着脱しやすい「前開きジッパー」タイプがおすすめです。


この他にもいろいろ必要になるものは出てくるとは思いますが、まずはご自分の安全が第一
スノーケリング中はリラックスはしても、決して気を緩めずに怪我などをしないように注意して下さい。

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